この記事では,私がベトナム留学中に感じたことや考えたことをお伝えしていこうと思います。本記事は<Part6>になります。このシリーズは全部で<Part20>まであるので,以下の記事で目次をまとめています。ぜひ参考にしていただければと思います。
これらのシリーズは,以下のような人を対象とします。
ベトナムがどんな国なのかを知りたい人
ベトナム留学でどんな経験ができるのか見てみたい人
日本と比べてベトナムがどう違うのか知りたい人
苦労したことや楽しかったことを知りたい人
[その14]ベトナム人にとっての日本
ベトナム人にとって日本はどのように見えているのでしょうか。非常に気になっていたので,少し聞いてみました。
即答でした。オカモトとサガミって何のことだか分かりますか?
これです。「コンドーム」ですね。
となりますよね。日本のコンドームは世界中に大人気です。つい最近まで世界で「0.01mm」の薄さを実現できる技術を持っていたのは日本だけでした。
もちろん日本のイメージはコンドームだけではありません。その他も聞いてみたところ,以下のようなイメージがあることが分かりました。
●ワンピース
●ドラゴンボール
●ちびまる子ちゃん
●寿司
●天ぷら
●東京タワー
●富士山
特にワンピースは熱狂的なファンを何人も発見しました。喫茶店では,遊戯王(カードゲームアニメ)を見ている女子高生もいました。やはり,日本のアニメとゲームの人気は根強いようです。
[その15]交通整備する警察官の愛称
ベトナムでは公安(警察官)が大きな力を持っています。警察官にも2種類ああります。1つ目は緑色の制服を着た機動警察です。
2つ目はクリーム色の制服を着た交通警察です。
ベトナム人は緑色の機動警察よりクリーム色の交通警察と日常生活で関わりを持つことが多いです。そんなベトナム人はクリーム色の交通警察をある愛称で呼んでいます。
こんなところでも日本文化の登場ですね。もはや色でしか判断していないような気もしますが…。彼らはもちろん交通警備も行っていますが,違反を取り締まって賄賂を受け取ることもあるらしいです。社会主義&カオスな国家として興味深い一面です。
[その16]ベトナムの「国花」
みなさんはベトナムの国花は知っていますか?
この花です。「蓮(はす)」といいます。
蓮が国家である背景はベトナム人のほとんどが,仏教を信仰しているということが関係しています。仏教の中では「蓮」が大切なシンボルとなるからです。
蓮は水が汚ければ汚いほど立派に育つとされています。だからこそ,蓮は美しさと強さの象徴だと言われています。仏教でいうところの「煩悩」が汚れた水に当たるのかもしれません。私もホイアンの町中で蓮の花びら入りのお茶をいただきました。
ベトナムの歴史を振り返ってみると蓮の花が「美しさと強さの象徴」として国花に指定されたのも納得がいきます。数多くの国からの植民地時代。苦しく長引いたベトナム戦争。それでも独立という美しい姿を目指して対立を繰り返しながら強い心を忘れずに戦い抜いてきました。ベトナムの郊外から少し外れた池にはよく蓮の花が浮かんでいます。ベトナムという国に関して物思いにふけるにはうってつけの花です。
ベトナム人にとっても蓮の花は定番であります。お土産でも蓮の花関係のグッズが人気だということです。
まとめ
今回の記事では,ベトナムにとっての日本文化,交通警察の愛称,ベトナムの国花のお話をしました。他国の文化を学ぶことは世界の解像度を上げるという意味で非常に楽しいものです。文化だけでなく,あらゆる国の歴史を知ることでさらに解像度を上げることもできます。
ワクワクしてきますよね。これからも私自身さらなる刺激を求めて邁進してまいります。