ベトナム

【体験談】ベトナム留学中に感じたことを書きます。<Part17>

この記事では,私がベトナム留学中に感じたことや考えたことをお伝えしていこうと思います。本記事は<Part17>になります。このシリーズは全部で<Part20>まであるので,以下の記事で目次をまとめています。ぜひ参考にしていただければと思います。

【体験談】ベトナム留学中に感じたことを書きます。<目次>この記事では,私がベトナム留学中に感じたことや考えたことをお伝えしていこうと思います。本記事は全編の目次になります。これらのシリーズは,...

 

これらのシリーズは,以下のような人を対象とします。

★本シリーズの対象★

 ベトナムがどんな国なのかを知りたい人
 ベトナム留学でどんな経験ができるのか見てみたい人
 日本と比べてベトナムがどう違うのか知りたい人
 苦労したことや楽しかったことを知りたい人

 

[その57]ベトナムコーヒーの淹れ方

ベトナムコーヒーは,アルミニウムもしくはステンレス製のフィルターを使ってじっくり抽出するベトナムの伝統的な飲料です.喫茶店に入ると「Cà phê(コーヒー)」「cà phê sữa(ミルクコーヒー)」「Cà phê sữa đá(アイスミルクコーヒー)」などのメニューが目に入ります.

喫茶店のメニュー

我々が想像する一般的なアメリカンコーヒーに比べて非常に濃い味であるのが特徴的で,小さなコップに少量のコーヒーを入れてタバコをふかしながらチビチビ飲むのがベトナム流の楽しみ方です.

超ストロングなブラックコーヒー

これらのコーヒーは,ほとんどの場合すでにフィルターで抽出された状態で提供されるのですが,抽出前の状態で出してくれるお店もあります.

じっくり淹れます

フィルターに紙は一切使われておらず,粉を通さない程度の小さな穴が開いています.上から中ぶたをのせてじっくりとコーヒーが溜まるのを待ちます.

香りがたまりません

香りをかぐときは,直接クンクンするのではなく外ぶたの香りを楽しむのがベトナム流だといいます.抽出が終わったら,外ぶたを下にしてフィルターをコップから外します.

生活の知恵です

「Cà phê đá(アイスコーヒー)」を頼んだ場合は氷も別についてきますので,最後に氷を入れてベトナムコーヒーの出来上がりです.

氷を入れて少しずつ飲んでいきます
完成です

 

ひまわりの種をポリポリかじりながら楽しむのも,ベトナムコーヒーの楽しみ方の1つです.

おつまみです

 

[その58]私を支えてくれた屋台

多くの日本人は,ベトナム料理が不衛生的だといいます.たしかに,多くのお店は道の上に露店として出されていますし,プラスチック製の椅子はボロボロで,机の上の食べカスにはハエがたかっています.そんなローカルな屋台が,地元の人々には大人気なんです.実際に私も,ほとんど毎日の食事をローカル屋台でお世話になりました.

毎日お世話になった屋台
毎日温かく迎え入れてくれました

決してきれいな環境ではありませんし,かなり臭うお店もあります.しかし,味は本当に美味しいんです.値段も破格です.ご飯系であれば100円,麺系であれば150円程度でお腹いっぱい食べることができます.

なにより,ローカル屋台の良いところは,擦られた言葉ではありますが,人の温かさです.私はベトナム人ではないので,1回訪れたお店では顔を覚えられてしまいます.ですので,2回目に同じお店を訪れたときは

 

また来てくれたのね~

 

と大歓迎してくれました.留学中,滞在先の周りでお気に入りの屋台を何回も訪れているうちに,どのお店でも料理をプラス1品してくれたり,特大盛りにしてくれたり,ひたすらベトナム語で話しかけてくれたり(全く理解できませんでしたが,気持ちだけは十分伝わりました),様々なサービスをしてくれるようになりました.

多くのお店では,お母さん・お父さんがお店版をしてらっしゃっていて,その娘さんや息子さんが忙しい時間帯を手伝うというような形をとっていました.文句ひとつ言わず,ベトナム語をろくに話せない私を毎日大歓迎してくれ,私が少し疲れて屋台に入ったときも温かく迎えてくれました.私のベトナム生活は,確実に屋台の方々に支えられていました.

お店の方々は,私が日本に帰った後も同じ場所で,同じ料理を提供し続けるのでしょうか.経済発展が著しいベトナムで,今後同じような食事の文化や形態が引き継がれるのでしょうか.そんなことを考えると,私の今置かれている立場がいかに自由度の高いものか,そして選択肢があることのありがたさを感じます.

いきなり飛躍する議論は好きではないのですが,同時に,「昔ながらの形からにじみ出る人間らしさ」と「社会システムの発達による従来の文化形態の駆逐」が両立されえないことに,理不尽さと寂しさを感じずにはいられません.

 

[その59]ダナンのエレベーター

私は,ダナンのエレベーターを信用していません.というのも,本当に怖かった出来事の1つがあります.私は,いつものように大学の講義を受け終わり,家に帰ろうとしてエレベーターに乗りました.そこで,ふと6階に用事があることを思い出して,6階のボタンを押しました.講義室は5階だったので,エレベーターは上に上っていくはずです.しかし,扉が閉まるや否や,エレベーターは勢いよく下に向かって動き始めました.

 

…どうなってんだ?!
このまま止まらないのか?!

 

とビックリしていたのですが,無事1階で停止しました.扉も開き,無事に脱出できました.私が出た後に,エレベータの扉は半開きのまま止まっていました.

「故障中」

私にとってはかなり衝撃的な体験だったのですが,友達にこのことを話すと

 

あ~よくあることだよ~

 

とのんきな反応をしていました.エレベーターの不備は命に関わる危険性があると思うのですが,地元の人々はあまり実感がないようです.いかに,日本の安全管理体制が確かなものか実感させられました.

 

まとめ

いかがでしたでしょうか.今回は,ベトナムコーヒーの楽しみ方の話からローカル屋台,エレベーターの話までお伝えしてきました.

特に,ローカル屋台については強く思うところがありました.現在ベトナムは,独自の食文化を保ちつつも韓国や日本からたくさんの食文化が輸入されており,至る所で様々な形態のお店を見ることができます.

おそらく,食文化や社会システムが十分発達しきったころに「昔ながらのベトナム料理にもう一度立ち戻ろう」というような原点回帰の動きがみられるのだろうと思います.しかし,それまでに現在あるローカル屋台のお店は苦しい状況に立ち向かうことになるのではないでしょうか.

特に,現在のバイクに依存した交通網が整備されていけば,屋台の形態も変化していくのだろうなと感じています.ベトナムでは,決して伝統的な食文化を駆逐するのではなく,うまく共存するような方法を模索していってほしいと強く願っています.

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