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【元文系京大生が語る】応用情報の午後問題のオススメ度一覧。

就職先で応用情報技術者の資格を取らなきゃいけないの…
実力を証明する資格欲しいな…

 

応用情報技術者試験(AP)は,情報系の資格試験で最もベーシックで有名なテストの1つです。IT系に関わる勉強や仕事をしている人であれば,取得することは必須と言っても過言ではない国家資格です。しかし,APの合格率は20~25%と意外に狭き門となっています。

 

というのも,試験の範囲が膨大で何から手を付けてよいのか分からないという人が多く,途中で挫折してしまってそのまま試験に突撃するという人も多いのだと思います。そこで,この記事では応用情報技術者試験に「最短ルート」で合格するためにおすすめの勉強法と対策方法をお伝えしていこうと思います。

★この記事の流れ★

そもそもどんな試験なの?
午後問題は何を選ぶべき?

以下は2019年10月現在の情報ですのでご注意ください。

応用情報技術者試験

ここからは応用情報技術者試験(AP)の概要を簡単にお話ししていきます。

「そんなんええし,はよオススメの午後問題見してや!」

という方は,コチラのリンクから該当する内容の場所までジャンプしてください。

 

そもそもAPってどんな試験なの?

 

応用情報技術者試験(以下AP)は,年2回(春と秋)開催されるIT分野に関する国家資格試験の1つです。平成30年度の受験生は10万人を超え,近年では非常に人気の資格試験になっています。APは情報処理技術者試験の中の1つで,基本的な知識を問われる試験として位置づけられています。

最も基本的な部分に関しては基本情報技術者(FE)で問われます。FEに関しては,当サイトの記事「【超初心者向け】これで十分。応用情報技術者試験に最短ルートで合格する勉強法と対策!」で解説していますので,ぜひ参考にしていただければと思います。
情報処理技術者の概要

 

概要

どんな試験内容になっているの?

 

FEと同じように,APでは午前問題と午後問題が出題されます。午前問題は,全80小問のマーク式4択問題です。午後問題は,全11大問中5問選択のマーク式技能問題です。実際に過去問を見てみると分かりやすいですね。

基本情報との違いは,記述問題が多く出題されることです。15字程度の単語系の記述から,40字程度の理由考察系の記述まで,幅広い内容を問われます。噂によると,記述の採点は相当甘いらしいので,キーワードを意識して最低限の日本語として伝わるように記述しましょう。

【試験の概要】
●午前:全80小問/マーク式/4択問題/150分
●午後:7問選択/マーク式+記述式/長文/150分
※「情報セキュリティは必須選択」

 

午前問題の例

午前問題は4択式です

 

午後問題の例

午後問題は選択+記述式です
その他の過去問はIPA(情報処理推進機構)公式HPにアップされています。

 

もっと詳しく!

より詳しい内容は,こちらの記事でお伝えしています。オススメの勉強法や試験への臨み方をお話ししていますので,ぜひ参考にしていただければと思います。

【超初心者向け】これで十分。応用情報技術者試験に最短ルートで合格する勉強法と対策! 応用情報技術者試験(AP)は,情報系の資格試験で最もベーシックで有名なテストの1つです。IT系に関わる勉強や仕事...

 

午後問題は何を選ぶべきか

早速,午後問題の分野を紹介していこうと思います。ここでは,各分野に対する私の個人的な見解をお伝えしていこうと思います。あくまでも私の感覚にすぎない部分がありますので,参考程度におさめていただければ幸いです。

【結論】
選ぶべき5分野は…
・情報セキュリティ(必須)
・システムアーキテクチャ
・プログラミング
・ネットワーク
・データベース or 組み込みシステム開発 or 情報システム開発

正直,この記事を読まれている方のバックグラウンドにもよると思います。また,分野の好き嫌いも個人によるところがあります。しかし,今回は「ある程度共通して納得してもらえるだろう」という視点から分野を選定してみました。

 

1.情報セキュリティ(必須問題)

令和元年春試験より

言わずとも知れた選択必須問題。そのため,オススメ度は掲載ナシです。聞かれることはある程度決まっているため,対策しやすいのが特徴。午前問題の用語をおさえておいて,過去問を最低5年分おさえておけば大丈夫でしょう。

 

2.経営戦略(★★☆☆☆)

令和元年春試験より

経営学の授業で問われるような内容が出題されます。ファイブフォース分析や変動費・固定費などを利用した計算問題が問われます。私自身,大学で経営学の授業を取っていたこともあり,かなり親しみやすい内容でした。正直,国語の問題感があります。たまにガッツリ財務諸表に関して詳しく問われることがあるため,星2でした。

 

3.プログラミング(★★★★★)

令和元年春試験より
令和元年春試験より

情報学系の方であれば選択は必須でしょう。なんなら,基本情報技術者の午後問題で問われるプログラミングよりも簡単だと思います。特定の言語を利用するのではなく,擬似コードを用いて解答するため,こちらも国語の問題感あります。擬似コードに登場するコードの定義は必ず示されますので,安心して試験に臨めます。得点源です。

 

4.システムアーキテクチャ(★★★★☆)

令和元年春試験より

これはオススメ分野ですね。簡単な計算問題や,シンプルな国語の問題が多く出題されます。待ち行列理論(当サイトではコチラの記事)や稼働率に関する知識や計算練習が必要になりますが,問われていることは中学生でも頑張れば理解できる内容であることが多いです。見た目はゴツいシステムが書かれているかも知れませんが,惑わされずに問題の本質を見抜く力をつけたいところです。

 

5.ネットワーク(★★★★☆)

令和元年春試験より

必須問題の情報セキュリティの発展版だと思えばOKです。かなりコスパよく解答に至ることができる分野ですので,かなりオススメです。逆に,ネットワークの勉強をすることで情報セキュリティの知識にも繋がる部分がたくさんありますので,むしろ選択は必須とも言えるほどだと思います。IPアドレスや各種プロトコルについては知識を深めておく必要があります。たまに,ネットワーク特有の用語問題が出題されますが,そこでは既存の知識を利用した消去法などで対応していくことができます。

 

6.データベース(★★★☆☆)

令和元年春試験より
令和元年春試験より

好き嫌いが激しく分かれる分野だと思います。SQLを知らなければ,まず解答することは不可能でしょう。午前問題でも基本的なSQLに関する内容や,E-R図の読み取り方,その他データベースに関する出題はされますので,勉強しておいて損はしない分野にはなっています。しかし,データベースは手を動かしながら覚えることで一気に理解するような分野ですので,プログラミングを触る習慣がない方にとっては苦行になることは間違いないでしょう。先ほどの「プログラミング」分野では国語の問題のように解くことができましたが,こちらのデータベースではSQLの構文を知らなくては解けない問題が多いですので,星3になりました。

 

7.組み込みシステム開発(★★★★☆)

令和元年春試験より

これはオススメ分野です。The 国語の問題です。たまーに知っていなくては解けない問題が出題されますが,その知識が前後の問題に影響することは多くありません。データの転送速度などに関する計算問題が出題されることがありますが,単位に注目すれば(例えば[ビット/秒])怖いものではありません。ビットとバイトで凡ミスをする方が多いので注意です。令和元年の秋試験ではプログラムのフロー図が出題されましたが,こちらも基本的な論理的思考力があれば国語の問題として解答することが可能です。かなり美味しい分野だと思います。

 

8.情報システム開発(★★★★☆)

令和元年春試験より

こちらもかなりオススメな分野になっています。「組み込みシステム開発」と同様に,国語の問題になっています。前提知識が少なく済む上に,記述問題は常識的に答えれば正答できるような出題が多くなされます。一部の問題で「信頼性設計」のような用語問題が出題されますが,FEやAPの午前問題で問われる内容と大差ないため,積極的に選んでいく分野だと思います。

 

9.プロジェクトマネジメント(★☆☆☆☆)

令和元年春試験より

これは私自身絶対に選択したくない分野でした。まず,問題の情報量が多すぎます。読み取らなくてはならない数値や計算しなくてはならない対象が多岐にわたりすぎて,シンプルに面倒臭いです。社会人の方で,ある程度現場で経験を積まれている方であればオススメはできますが,そうでない方に向けてこの分野を勧めようとは思いません。

 

10.サービスマネジメント(★☆☆☆☆)

令和元年春試験より

こちらも「プロジェクトマネジメント」同様におすすめできない分野になっています。理由もほとんど同じで,問題から読み取らなくてはいけない情報が多すぎて滅入ってしまいます。勉強のモチベーションが湧きませんでした。本番では十分に時間があるため,プログラミング等にアレルギー反応がある方はコチラの分野を選択する理由はあるかも知れませんが,積極的に選ばない方が良い気がします。

 

11.システム監査(★☆☆☆☆)

令和元年春試験より

こちらも,オススメできない分野になります。理由も,上記2つの分野と似通っています。少し内容をかじってみたのですが,机上の空論感がすごいんですね。私自身,現場でシステムの監査などは経験したことがありませんので,どのような障害が起きるのか,どのようにシステムを監査していくべきなのかに関しては全て想像に任せるしかないのです。ある程度用語に沿って勉強することはできますが,それでも勉強中は苦痛でした。数日で諦めて他の分野に移ってしまいましたね。

 

オススメ度まとめ

1.情報セキュリティ(必須問題)
2.経営戦略(★★☆☆☆)
3.プログラミング(★★★★★)
4.システムアーキテクチャ(★★★★☆)
5.ネットワーク(★★★★☆)
6.データベース(★★★☆☆)
7.組み込みシステム開発(★★★★☆)
8.情報システム開発(★★★★☆)
9.プロジェクトマネジメント(★☆☆☆☆)
10.サービスマネジメント(★☆☆☆☆)
11.システム監査(★☆☆☆☆)

 

ちなみにオススメ参考書は?

午後問題は基本的に応用情報技術者試験ドットコムさんの過去問を回すだけでOKですが,私個人的にオススメできる参考書はコチラです。

 

ひとこと

近年の情報系の人気の高まりから,応用情報を目指される方も多くいらっしゃるのではないかと思います。中には,会社の方針から無理やり取らされている方や,基本給アップのために頑張っている方もおられるかと思います。

純粋に勉強を楽しみながら資格勉強できれば最高なのですが,現実はそう甘くはありません。応用情報は「資格試験」とわりきって試験のための勉強をした方が理にかなっていると個人的には思っています。当サイトが少しでもみなさんのお力になれれば幸いです。

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