大前提
TOEFL iBTは2019年8月1日より「問題数」「時間」が変わります。インターネット上には,変更前の情報が氾濫していますから,十分注意して情報収集してください。詳しくは,以下の記事をご覧ください。特に,過去問演習の際は「形式が変更されること」を頭に入れたうえで取り組んでみてください。
結論
この記事では、TOEFL iBTにおけるメモの取り方についてお伝えしていきます。結論から先に書きます。その後に,詳細について説明していきますね。
以下は2019年8月以前のスピーキング形式に対応しています。2019年8月以降であれば,スピーキングの分割数を「トピックワード+3つに分解」にしてください。
●Reading
→メモは取らない
●Listening
→メモは取らない
●Speaking
→トピックワード+4つに分割
●Writing
→3×2に分割+3つに分割
Readingのメモ
メモ用紙は、Readingの試験が始まる前に3枚1セットでホッチキスで止められて渡されます。
メモを取ることも可能ですが、Readingでは各小問ごとに対応する段落が表示されます。ですので、メモをとる必要はありません。
またReadingは、コツさえ覚えてしまえば毎回5分程度余裕ができます。その5分間をどのように使うかが、TOEFL攻略のカギになります。余った時間を見直しに使うという手もありますが、私としてはテンプレを写す時間に使ったほうが効果があると考えています。
また、タイマーが進んでいない時間にメモ用紙を使うと不正行為とみなされてしまいますのでご注意ください。その他の受験上の注意点はコチラの記事をご参照ください。
Listeningのメモ
ListeningもReading同様メモを取ることは可能ですが、コチラの記事でも解説したように、ワーキングメモリを最大限活用して時間を有効活用しましょう。
Listeningでは各セットごとに制限時間30分が設定されており、最後の小問で「NEXT→」を押さない限りその画面で停止し続けます。つまり、例えば各セットが25分で解けてしまえば残りの5分間は寝ていようがボーっとてようが構わないのです。Reading同様、この5分間こそがTOEFL攻略のカギになります。ちなみに、ダミー問題を利用してメモを取ることも可能です。詳しくはコチラの記事へ。
ReadingとListeningの時間を合わせれば、10分以上もの間SpeakingとWritingのテンプレやメモの枠組みを書く時間が取れます。余った時間の活用方法を自分なりにカスタマイズしていきましょう。それではSpeakingとWritingに向けて、どのようなメモを作成すればよいのでしょうか。以下で説明していきますね。
Speakingのメモ
Speakingは1・2問目がテンプレによる解答、3問目以降がリスニングによる解答となります。詳しくはコチラの記事をご覧ください。
問題形式をふまえてメモの構成を考えます。メモ用紙の最上部にテンプレを思い出すためのトピックワードを書き、その下に4問分の枠組みを書いてしまいます。
Writingのメモ
Writingは1問目(Integrated Task)が著者と話者の対比、2問目(Independent Task)が自由記述となるので、1問目(Integrated Task)のためにメモを作りましょう。Writingについてはコチラの記事をご参照ください。
基本的に、著者の主張3段落分、話者の主張3段落分という内容になるので、以下のようなメモの枠組みを作ってしまいます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
この記事のメモ活用法を基本にして、自分なりにどんどんカスタマイズしてみてください。みなさんのお力に少しでもなれたら幸いです。