「フォトジェニック」という言葉が広く使われたり,「インスタ映え」が2017年の流行語大賞に選ばれたりするなど,最近では写真やカメラへの注目度が上がってきています。本格的な写真をしかし,いざ実際に一眼レフやミラーレスカメラを購入しようとなると,あまりの種類の多さに驚かれる方も多いのではないかと思います。
そこで,この記事では初心者が最初に購入する入門編のカメラをランキング形式でお伝えしていこうと思います。その際に,カメラの特徴や向いている方に関しても説明を加えますので,ぜひ参考にしてみてください。
初心者が最初に選ぶべきカメラの第1位~第5位までを発表したいと思います!
ランキング発表の前に…
本題に入る前に,1つ確認しておきたいことがあります。それは「一眼レフとミラーレス一眼の違い」です。初心者の方はよく
と考えておられます。確かに,一眼という意味では買うべきカメラの種類は合っています。しかし,一眼は一眼でも「一眼レフ」と「ミラーレス一眼」に分類されるのです。詳しくはコチラの記事(一眼レフとミラーレス一眼って何がちがうの?)をご覧いただきたいのですが,お手軽に画質の良い写真や背景をぼかした写真を撮りたいのであれば迷わずミラーレス一眼を買うべきだと私は考えています。そこで,この記事ではおすすめのミラーレス一眼をランキング形式で発表していきたいと思います。
●重さ(手軽に持ち運べるか)
●大きさ(かさばらないか)
●コスパ(納得のいく価格設定か)
●操作性(初心者でも扱いやすいか)
●通信機能(スマホやパソコンと接続できるか)
●センサーサイズ(画質はどうか)
重さ | [約380g] |
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大きさ | [117.1x68x39mm] |
コスパ | |
操作性 | [回転液晶/タッチパネルなど] |
通信機能 | [Wi-Fi/Bluetooth] |
センサーサイズ | [マイクロフォーサーズ] |
オリンパスはミラーレス一眼のカメラシェアランキング(出典:「BCNランキング」)において,2012年~2014年,2016年~2018年で堂々の1位を獲得している名門です。初心者への操作性の高さやCMの認知度から人気が高まったのだと思います。
今回ご紹介している「OLYMPUS PEN E-PL9」は,初心者向けのエントリーモデルでありながら必要最低限は余裕でクリアしている機能と,持ち運びやすいコンパクトさ,そして豊富なフィルターモードを搭載しており,初めて一眼を購入される方にとってはかゆい所に手が届くカメラになっています。
スマホやPCとの接続はWi-FiだけでなくBluetoothも可能。液晶は傾けられるので様々なアングルから撮影することが可能です。さらに,特にカメラ女子におすすめしたいのが周辺アクセサリーの豊富さです。選んでいて迷ってしまうほどカメラをカスタマイズ可能であり,まさに至れり尽くせりな一台です。
重さ | [359g] |
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大きさ | [120.0×66.9×59.7mm] |
コスパ | |
操作性 | [回転液晶/タッチパネルなど] |
通信機能 | [Wi-Fi/Bluetooth] |
センサーサイズ | [APS-C] |
ミラーレス一眼のフルサイズ(一番上位のモデル)業界で古くから発売しているのが「ソニー」です。古くから培ってきた長年の技術を生かして高性能なカメラを数多く発売しています。こちらのα6400は,初心者も扱えるAPS-Cサイズのセンサーサイズを搭載しており,ソニーでミラーレスを買うならこの一台で決まりでしょう。
α6400はソニーのαシリーズの中では中位モデルに位置づけられます。また,α6300の後継機としての一面もあります。特徴としては,タッチAF(タッチパネルでピントを合わせる機能)や可動式のモニター,新世代画像処理エンジン「BIONZ X」が内蔵されていることなどが挙げられます。さらに,現在流行の「AI」を利用してピントを合わせた被写体を追尾するトラッキング機能もあります。
さらに,α6300にはなかったBluetooth接続機能も搭載されているため,初心者にとっては不満な点がほぼなく,むしろ使い余してしまうほど充実した機能であふれています。その代わりお値段は少し張りますので,少し欲張って一眼を買いたいという方におすすめな一台になります。
重さ | [約390g] |
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大きさ | [116.3×88.1×58.7mm] |
コスパ | |
操作性 | [クリエイティブアシスト機能] |
通信機能 | [Wi-Fi/Bluetooth] |
センサーサイズ | [APS-C] |
一眼レフといえばキャノンです。多くの旅行客がキャノンのカメラを首から下げながら歩いている光景は誰もが見たことあると思います。実はキャノンが一眼レフ業界に乗り出したのはつい最近のことで,今回ご紹介する「EOS Kiss M」シリーズが参入のキッカケになった一台です。実際に,2019年度のミラーレス一眼カメラシェアランキング(出典:「BCNランキング」)で堂々の一位を獲得しています。
インスタ映えやフォトジェニックを意識して作られたこのカメラには,多くのフィルター機能や初心者の操作を手助けする「クリエイティブアシスト機能」が搭載されている点も見逃せません。最新の画像処理エンジン「DIGIC8」によって高画質かつノイズが少ない写真を撮ることが可能になっています。
4K動画撮影にも対応しているので,頻繁に動画を撮影される方には特におすすめしたいカメラです。ミラーレス一眼業界でも急成長中のキャノンを使いこなしてしまえば,今後本格的に一眼レフを極めたいという方も損はしないという意味でおすすめな一台になっています。
重さ | [239g] |
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大きさ | [106.5×64.6×33.3mm] |
コスパ | |
操作性 | [自撮りのしやすさ] |
通信機能 | [Wi-Fi] |
センサーサイズ | [マイクロフォーサーズ] |
特に女性からの支持を得ているのがパナソニックの「DC-GF9」というモデルです。ミラーレス一眼の中でも特にコンパクトで軽く,持ち運びに適した設計になっています。さらに,一番の特徴は自撮りのしやすさです。連写性能や選べるシーン設定などによりミラーレスで自撮りをたくさんしたいという方におすすめできる一台になっています。
1つ欠点としては,カスタムモードが設定できないことです。写真にハマると自分好みの設定をいつでも呼び出せるようにしたいのですが,こちらのモデルではいちいち設定しないといけないような仕組みになっています。しかし,それでも手軽に高画質な写真を撮るのに適したモデルであることは間違いありませんので,最初の一台として特におすすめできます。
重さ | [383g] |
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大きさ | [118.4×82.8×41.4mm ] |
コスパ | |
操作性 | [フルオートモード] |
通信機能 | [Wi-Fi] |
センサーサイズ | [APS-C] |
富士フィルムの中級機として発売されている「X-T20」ですが,初心者にもおすすめできるモデルになっています。富士フィルムの上位機種の機能を引き継ぎつつも,初心者でも気軽にプロ仕様の写真を撮影できるような設計になっています。
こちらのモデルは良くも悪くも特徴といった特徴がなく,無難な選択になります。逆に言えば,買っても失敗だけはしない一台になっているといえます。富士フィルムというとミラーレス一眼業界ではあまりメジャーではないですが,根強いファンがたくさんいらっしゃります。
特に,フルオートモードを利用すれば細かい設定ナシで本格的な写真を撮ることができます。値段も手が出しやすい価格帯になっていますので,特徴とか考えるのが面倒くさいという方はぜひこちらの一台を購入してみてはいかがでしょうか。
まとめ
一眼レフは実際に持った時のフィーリングも大切です。店舗に足を運んでみて,一番しっくりくるものを選ぶという選択肢もアリだと思います。かなり技術が発達してきていますので,ミラーレス一眼もエントリー機としてみるのであれば,あるのは細かな違いだけですので,外見やメーカーの好き嫌いで決めてしまうのも手でしょう。ぜひ自分にあった一眼レフを手に入れて充実したカメラライフを送ってください。