ハン市場は,トランフー通りとバクダン通りの間に位置する昔ながらの市場です。衣服をはじめ,シルク,コーヒー,フルーツ,魚…と豊富なラインナップを楽しめます。ダナン旅行の際には一度は訪れたいスポットになっています。そこで,この記事ではハン市場の様子から,おすすめの散策方法までを体験談も交えながらお伝えしていこうと思います。
ハン市場へのアクセスやおすすめの散策方法をお伝えしていきます。
アクセス
以下では,ハン市場の位置と交通手段についてお伝えします。
位置
ハン市場は,ダナンを南北に走るTrần Phú(チャンフー)通りとBạch Đằng(バクダン)通りの間に位置します。また,ダナンを東西に走るLê Duẩn(レーユン)通りから少し南に下った位置にあります。ダナンの観光マップについてはコチラの記事でオリジナルマップを紹介しています。
交通手段
ハン市場はダナンの中心部に位置していますので,お住まいのホテルから徒歩で行ける場合もあります。しかし,ホテルが中心部から少し離れている場合はタクシーか「Grab」を使うことになるでしょう。おひとりの場合は「Grab」の方がリーズナブルですので,「Grab」の利用をおすすめします。
散策方法
ハン市場は大きく分けて3つのエリアに分かれています。それぞれ売っているものの種類が異なります。下でそれぞれについて見ていきます。
周辺部
ハン市場の周りには,たくさんの雑貨屋さんが並んでいます。それだけでなく,少し歩くとお洒落なカフェがBạch Đằng(バクダン)通り沿いにたくさん並んでいます。こちらの「Cộng Cà Phê」はダナンの中でも人気のカフェです。
他にもダナンにはたくさんのお洒落カフェがあります。おすすめのカフェについてはコチラの記事をご覧ください。
また,道を一本挟んだところにアクセサリーを売っているゴールドショップがあります。
こちらのゴールドショップは必ず覚えておくべきです。なぜかというと,ダナンの中でもトップレベルで両替レートが良いからです。2018年11月現在,スマホアプリで円→ドンの為替レートを調べると「1円=206VND」となっています。コチラのゴールドショップでは,「1円=206~207VND」で両替することができます。
詳しくはコチラの記事をご覧ください。
1階
ハン市場と言えば1階が有名です。入口はこんな感じです。
入口の前には内部の地図が掲示されています。
入口を入ると雑貨屋さんで外人さんが値段交渉しているのをよく見かけます。
また,ハン市場の内部ですが衛生的にはよろしくないです。
こんな感じで常温で肉を切っています。周りにはハエがたかっていて,床ではネズミが動き回っています。また,1階ではドリアンなどのフルーツや干物も売っているため,独特のにおいが充満しています。
ベトナム料理には欠かせない調味料や野菜も売っています。
ベトナム風ハムことChả lụa(チャールア)の試食もできます。
1階は食材売り場だけでなく,ハン市場の素材を使ったローカルな屋台もあります。これぞベトナムダナンというようなローカルな料理と雰囲気を楽しめます。
ハン市場は外人の観光向けなのかと思いきや,地元の方々もスーパー代わりに利用しています。ノンラーを被った女性の方が買い物をされていました。
ここの景色は,カンボジアの市場と非常に良く似ています。東南アジアの市場の雰囲気は通じるところがあります。
驚くべきなのは1階エリアにこんな風景が広がっていることです。
「超ローカル美容院」とでもいったところでしょうか。ハン市場,もはやなんでもありですね。
2階
1階エリア中心部にこのような階段があります。
ここをのぼると2階エリアに進むことができます。2階エリアは主に女性用の衣服が販売されています。いわゆるアオザイというやつです。
2階フロア全体が女性用衣服で埋め尽くされています。
一部では,靴やリュックが売られているところもあります。
2階では,中国人がお店の方と大声で値切り交渉しているのが聞こえます。中国人は中国語を構わず喋り,ベトナム人はベトナム語を喋ります。その光景。カオスですよね…。
価格は,値切り交渉をしなくてももとからリーズナブルなものが多いです。しかし,値切り交渉をすることで半額程度まで落とせる場合もあるので,旅行の際にはぜひ値切りに挑戦してみて下さい。
おすすめ散策方法
1階エリアはお土産を買うのに最適でしょう。また,1階エリアでは市場のフルーツを使った100%ジュースやローカルフードも楽しめます。2階では,女性の方であればアオザイを格安で手に入れることが出来ます。男性の方でも有名ブランドの靴屋リュックを格安で手に入れることが出来ます。ホンモノのブランドかは怪しいところですが…。
周辺部では,両替をはじめとして様々な雑貨屋やお洒落なカフェなどを楽しむことが出来ます。以上を踏まえたプランが,コチラになります。
●2階で衣服・靴・リュックを見る
●1階でお土産を買いつつローカルフードを楽しむ
●周辺部でお洒落カフェを楽しむ
まとめ
ハン市場のあふれるエネルギーと東南アジア独特の雰囲気は,一度体験したら脳裏に染みついて離れないでしょう。また,ハン市場から徒歩数分の所にはたくさんのパブやバーが並んでいます。ベトナムに町並みの秩序など関係ないんですよね。ハン市場周辺はベトナムを凝縮したようなスポットです。ぜひみなさんも一度足を運ばれてはいかがでしょうか。