ダナンは美しいビーチと自然豊かな風土で有名です。東海岸沿いのビーチに行くと,北側に大きな観音様が見えます。
リンウン寺のレディ・ブッダはダナンの中でも一際目立つシンボルです。ベトナム語では「Chùa Linh Ứng」と書きます。
この記事では,リンウン寺への行き方から参拝方法までを体験談にもとづいてお伝えしていこうと思います。
リンウン寺へのアクセスと参拝上の注意をまとめます。
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リンウン寺のアクセス
リンウン寺へは,ダナン中心部から車で約20分です。「Grab」やタクシーを利用して向かうとよいでしょう。「Grab」のバイク便であれば往復1000円,タクシーであれば往復2000円が相場です。「Grab」については以下の記事をご覧ください。
リンウン寺の特徴
歴史は19世紀初めのグエン朝ミンマン帝の頃までさかのぼります。リンウン寺は,ダナン北西部のソンチャ半島に建てられました。その地理的な特徴から「山・海・空が出会う場所」であり,「天と地と精神が収束する場所」とされています。
そして,なんといってもリンウン寺といえば「レディブッダ」が有名です。夜に訪れると,ライトアップされた幻想的なレディブッダを拝めます。
直径35mの蓮の葉の上に,全長60mの観音像が立っています。
レディブッダは,町の安全と漁師を見守るために建造されたと言われています。一時は戦争で焼失してしまったものの,2004年に再建されました。それ以降,地元の人たちだけでなく観光地としても有名なスポットになっています。
参拝方法
以下では参拝方法について,入場方法・注意事項・参拝方法・レディブッダへの行き方を中心にお伝えしていきます。
入場方法
入場料は無料です。しかし,帰り際にいくらかのお金を納めるのが習慣です。10万VND(50円)程度でよいので,帰り際には出口にあるボックスにお金を納めてから帰るようにしましょう。
注意事項
まず服装に気をつけてください。私はベトナム人の友達とリンウン寺に行ったのですが
と言われました。比較的敬虔な仏教徒の多いベトナムでは,服装にもしっかり気をつけなければいけません。実際にお寺に入ると,全身全霊を捧げてお祈りしている方々がいらっしゃりました。日本のお寺ではイメージできないようなお祈りを捧げている方もおられました。単なる「インスタ映え」を求めて観光地として訪れる際には,周りに迷惑をかけないような配慮が必要です。
参拝方法
入り口には長い階段があります。階段をのぼりきって写真のような門をくぐると,下の写真のような場所にたどり着きます。
この門をくぐると,本堂に到着します。
本堂の前には多くの盆栽がありあす。もし本堂でお参りされる場合は,必ず靴を脱いで入場してください。そして胸の前で手を合わせて,礼をしましょう。お線香がある場合は,お線香を胸の前で持ちながら礼をするとよいです。
レディブッダへの行き方
本堂に向かって左側にレディブッダがあります。さらに,レディブッダ周辺はダナン市を一望できるスポットでもあるのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ダナンのビーチに行くと,必ず目に入るのがレディブッダです。ベトナムと言えば仏教のイメージが強いのですが,ダナン市内で生活する分では地元の方々が仏教を信仰しているという実感はなかなか得ることができません。実際は,民間信仰が多いとのことです。
しかしそれでもなお,ベトナム人の中には敬虔な仏教徒がおられます。リンウン寺では仏教徒のベトナム人がいるという当たり前のことを感じることができます。大迫力のレディブッダ,味のある盆栽,ダナン市を一望できる夜景,肌で感じることのできる仏教…。一度足を運ぶ価値はありそうですよ。