はじめに
何から始めればいいの?
IELTS勉強方法って
ないのかな?
TOEFLやIELTSをはじめとした英語能力試験を受けるとき、必ず悩むのが勉強方法です。
TOEFLやIELTSの勉強方法に関しては、ネット上に様々な情報が氾濫しているので、情報をしっかり自分で見極めないと大変な思いをすることになります。私自身、ネットの情報を鵜呑みにしてしまって何回も再受験するハメになってしまいました。
リスニングって
答え写す時間
用意されてるんだ…。
そこで、この記事では絶対に後悔しないIELTSの勉強方法を解説していきます。
結論から言いますね。IELTS対策に必要なのは、以下の方法です。
2つの参考書
3つの過去問
1つの無料サービス
1つの有料(無料も可)サービス
これらを用いれば、IELTS7.0獲得はほんの少しの努力でグッと身近なものになるでしょう。それでは、流れを確認してから本題に入っていきましょう。
1.まず最初に読む本
2.リスニング勉強方法
3.リーディング勉強方法
4.ライティング勉強方法
5.スピーキング勉強方法
まず最初に読む本
世界的に有名なSimone Braverman先生によって書かれたIELTS導入の決定版です。IELTS受験生たるもの、これを読まなければ始まりません。内容としては、IELTS全般の説明と最速でスコアアップを達成するための方法が書かれています。
少し引用してみますね。
この本が皆さんに伝えたいのは、以下の5つの秘訣です。
・すばやく答えを聞き取り、設問に答えるための秘訣
・すばやく文章を読み取り、的確に設問に答えるための秘訣
・すばやくエッセイを書くための秘訣
・どんなトピックでも、面接官との対話を成立させるための秘訣
・引っ掛け問題に気づきそれに対処するための秘訣
(Target Band 7 p.5より)
私自身も、この本を使ってIELTS勉強をスタートさせました。徹底的な分析と具体的な指針が示されているため、完成度に関してはもはやこの一冊でIELTS勉強が完結してしまうほどです。
単語帳・過去問は別に用意しましょう!
Amazonの評価
(250)
※2018年11月時点
を見ても分かるように、誰もが認めるIELTS対策の決定版です。まずはこの本から、IELTS対策を始めることをおすすめします。
リスニング対策
Simone先生が以下のように書かれています。
リスニングは与えられた才能ではありありません、獲得する技術なのです。
(Target Band 7 p.8より)
私自身もIELTS対策を始めたばかりの頃は、リスニングというのは「得点を落とす」科目でした。
点数を落とした分
他で補うか~
しかし、私にとって今やリスニングは大きな得点源です。具体的な演習方法は、以下の参考書を使います。もはや鉄板ではありますが、Cambridge Englishから出版されている以下の過去問集が参考になるでしょう。
「CDがついていなかった」というレビューがありますが、Youtubeに音声はあがっていますのでそちらをお使いいただければ問題ありません。
上記の過去問ですが「必ず」最新3巻をそろえるようにしてください。
高いし過去問はいいかな…
はい。ダメです。英語受験で過去問の購入を妥協してはいけません。逆に言えば
過去問演習でIELTS対策は完結します。
過去問の購入をしぶり、中途半端な市販の参考書に手を出した私の友達は、必ずと言っていいほど満足する点数が取れていません。ここは騙されたと思って、上でお伝えした参考書を用意してください。
Target Band 7
Cambridge IELTS Academic Student’s Book with Answersの最新3巻
リスニングに関しては、上記過去問を使って演習をしていけばよいです。Simone先生の本にも参考となるサイトが載っていますので、ぜひそちらもご参照ください。
リーディング対策
IELTS対策で、もう1つ必要な参考書がこちらです。『IELTS必須英単語4400』は単語だけでなく熟語も掲載されているので、IELTS受験者にとっては至れり尽くせりなコンテンツになっています。
英単語:3300語
英熟語:1100語
しかし、単語帳には「合う合わない」があるので、あと2つだけ私がおすすめする単語帳を紹介します。
こちらの参考書はTOEFL受験にも利用できるまさに王道の単語帳です。
具体的な使用方法は以下の記事をご覧ください。
続いておすすめする単語帳は、IELTS受験の単語帳でもう1つの定番となっています。
上で紹介した「IELTS必須英単語4400」とそこまで大差ないので、書店で手に取った
フィーリングで決定していただければと思います。TOEFL受験もお考えであれば、上でお伝えした『TOEFLテスト英単語3800』で間違いないでしょう。
ライティング対策
ライティング対策は、以下の流れで行います。それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
①テンプレ暗記
②実践演習
③無料サービスでチェック
テンプレ暗記
テンプレ暗記については、上で紹介したSimone先生の『Target Band 7』を利用します。ライティングのTask1に関しては、驚くほどの充実度です。計7種類の出題に関してそれぞれSample Answerが載っているので、解答例を覚えましょう。
1)シングル線グラフ
2)ダブル線グラフ
3)棒グラフ
4)円グラフ
5)表
6)プロセス図
7)図面/地図
Simone先生は、Task2に関しても独自の切り口から解答方法を編み出しているので、枠組みだけをテンプレとして暗記してしまいましょう。
実践演習
実践演習では、上で紹介した過去問3冊を利用します。テンプレを覚えただけですぐ応用可能とはならないですが、単語帳と併用することで確実なライティング能力を養成することができます。
無料サービスでチェック
実践問題を解いた後はその解答が本当に正しいのかどうかをチェックします。おすすめの無料サービスについては、こちらの記事をご覧ください。
スピーキング対策
IELTSの真骨頂、面接形式のスピーキング対策です。
スピーキング対策には
限界があるわ。
と言われることも多いですが、上で紹介した「Target Band 7」を用いてブレインストーミングをすれば、少しづつ
思い浮かばない…
という状況から脱することができると思います。ブレインストーミングについては以下の記事をご参照ください。
さて、IELTSのスピーキング対策ですがブレインストーミングを行っただけでは
今度は話したいことはあるけど
うまく表現できない…
という状況になってしまうと思います。IELTSのスピーキング対策は、必ずアウトプットの場が必要なのです。どのようにしてアウトプットする環境を作るのかは、以下の記事をご覧ください。
まとめ
いかがでしたか。
私としては、IELTS勉強方法に関して有益な情報のみを厳選したつもりです。冒頭にも述べた通り、ネット上には様々な情報がありすぎて、どれを信じていいのか分からなくなります。
実際のところ、どの方法がベストなのかというのは、1度体験してみないと何も分からないと思います。そこで、実際に試験勉強を体験した1人のIELTS受験生として、有益な情報はまとめられないかというモチベーションでこの記事を書きました。
IELTSの概要は以下の記事をご覧ください。
IELTSのTOEFLや英検との違いは、以下の記事をご覧ください。