はじめに
聞いたことあるけど
IELTSってなに…?
世界でこそメジャーになってきたIELTSですが、まだまだ日本では知名度が低いようです。IELTSに関しては、ネット上に様々な情報が氾濫しているので、しっかり自分で見極めないと大変な思いをすることになります。
私自身、ネットの情報を鵜呑みにしてしまって何回も再受験するハメになりました。
リスニングって
答え写す時間あるのか…
こんな感じですね…。そこで、この記事ではIELTSの概要を以下の流れで解説していきます。
1.IELTSの概要
2.各セクションの詳細
IELTSの概要
IELTSがどんなテストなのか一言でまとめます。IELTSとは、アカデミックなシーンを想定して、対人的な能力をはかるテストです。費用や申し込み方法については、以下の記事をご覧ください。
IELTSは、最近よりメジャーになってきている英語力を証明するためのテストです。先ほどの記事にも書きましたが、TOEFL・TOEIC・IELTS・英検の4つを比べると、個人的にはIELTSが圧倒的に難しいです。そのため、しっかりとした対策が必要になってきます。
上の表のように、IELTSは4つのセクションから構成されています。そして、合計得点が1~9のバンドスコアで評価されます。以下では、それぞれのセクションについて詳しく見ていきます。
リスニング
リスニングは全4問で、1・2問目は日常生活について、3・4問目は大学シーンについての出題がされます。
基本的には1・2問目の方が難易度が低いことが多いため、リスニングではいかに前半部分で点数を稼ぐかが重要になってきます。制限時間は30分で問題を聞き、10分解答を写す時間が設けられています。
リーディング
リーディングは全3問で、アカデミックな内容を中心に専門雑誌や新聞から出題されます。IELTSの中では独特な出題がないセクションですので、ぜひリーディングで点数を稼ぎたいところです。制限時間は60分です。
ライティング
ライティングは、全2問です。1問目(Task1)は、図や表を150語以上でまとめます。2問目(Task2)はある、トピックに対して250語以上の小論文が求められます。
制限時間はTask1で20分、Task2で40分となっています。Task1では図や表に対して的確な文章表現が必要です。Task2では主題に対して論理的な文章構造が求められます。
スピーキング
スピーキングは、全3問です。このセクションこそIELTSの真骨頂と言えます。ライティングまでの3セクションが終わり次第、時間をおいてから面接官との対人試験になります。
TOEFLやTOEICとは異なり、少なからず面接官の人柄が影響を与えるかもしれないという点が面白いところです。
1問目は、自己紹介として身の回りのトピックを聞かれます。(例:家族は何人いますか?)
2問目は、スピーチとしてあるテーマに対して自分の考えを聞かれます。(例:良い親の条件って何でしょう?)
3問目は、ディスカッションとして2問目の答えに対してより深い質問を投げかけてきます。(例:なぜ、自由に勉強させてくれることが良い親の条件だと思うのですか?)
制限時間は人によって異なり11~14分です。
IELTSは、イギリスの団体が主催していることもあり
バリバリの
イギリス英語やんけ…
という可能性もない訳ではありませんが、基本的に聞きやすい英語を話してくれます。もし聞き取れなければ、正直に
と言えばゆっくり言い直してくれます。相手はロボットではないので融通は利きます。ここがIELTS攻略のカギだと私は考えています。続きは以下の記事をご覧ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
IELTSの概要はつかめましたか。IELTSはTOEFLや英検と異なり、ネット上にかなり有益な情報がたくさん落ちています。基本的に英語のサイトにはなりますが、非常にコスパ良く勉強できる環境は整っているのではないでしょうか。
最近では、大学入試や就職活動でも民間英語試験が活用され始めています。みなさんがどのような動機でIELTSの勉強を始めたのかはそれぞれだと思いますが、英語力というのは最強の財産です。
永遠の財産を手に入れるための一助として、このサイトを活用していただければと思います。ご健闘をお祈りしています。