この記事では、このような方々に向けて私が大学院入試で使用した「圧倒的良書のみ」紹介していこうと思います。
「線形代数」の圧倒的良書だけをポイントを絞って紹介していきます。
<STEP 1>ゼロから学ぶシリーズ
革命的な名著です。線形代数導入にふさわしく、幾何的な説明から入ります。最後は、線形代数の花形である固有値のイメージをつかむことをゴールとしています。
学部生の線形代数とは、いわば固有値固有ベクトルゲームといっても過言ではありません。固有値と固有ベクトルの理解には様々なアプローチが考えられますが、本書の手法には目を見張るものがあります。まず最初の1冊におすすめしたい本です。
<STEP 2>マセマシリーズ
出ました!大学生の救世主こと「マセマ」です。上が「大学基礎数学編」、下が「ノーマル編」になっています。基本的に「ノーマル編」のみでOKですが、数学に苦手意識がある方は「大学基礎数学編」を量を使ってみてください。
マセマの特徴としては、難しいところから逃げずに「全部数式で理解する」ことに徹底している点です。線形代数を数式で理解しようとすると、ほとんどの人が挫折しかけてしまうのではないでしょうか。私もその内の1人でしたが、マセマを読むことで最低限数式を使って線形代数を理解することができました。
マセマの線形代数は定期テスト対策で最も力を発揮するでしょう。しかし、決してテクニックに終始しているわけではなく、原理原則に則った説明がなされているので心配なさらずに。
<STEP 3>やさしく学べるシリーズ
言わずと知れた名著。「やさしく学べる」シリーズですね。マセマで一通り数式での理解をした後に、知識の総ざらいとして本書に取り組むと良いでしょう。マセマと違った視点で、線形代数を俯瞰できるようになるはずです。
<STEP 4>サイエンス社
こちらも、昔から語り継がれる名著です。サイエンス社からは本書以外にも数冊、線形代数に関する演習書が出版されていますが、本書が一番のおススメです。
というのも、本書はかの有名な寺田先生が書かれた演習書であり、サイエンス社といえば少しお堅いイメージがあるものですが、本書は非常に柔らかく書かれています。多くの理系大学生が使用している参考書なのではないかと思います。
<STEP 5>大学院入試問題
私が激推ししている名著です。詳しくは以下の記事をご覧ください。
まとめ
最近、テレビ番組やニュースで「人工知能」「AI」という言葉をよく聞きます。AIやIoTが世の中を変えていくこの動きは「第四次産業革命」と呼ばれており、社会現象となっています。数年前と比べブームは収まってきましたが、AIやIoTが我々の生活を大きく変えることは間違いないでしょう。
社会の半分の仕事がAIに奪われてしまうなどと言われている今、私たちにできることは「どの時代にも生きる基礎学力」を身につけることではないでしょうか。基礎学力さえあれば、社会の流れがどの方向に変わっても周りに流されずに自分自身の力だけで何が必要で何が不必要なのか判断することができるでしょう。
みなさんは流行に身を任せて「なんとなく」勉強していませんか?超流動的な社会である今、我々はどの時代であっても普遍な力を身につけたいところです。普遍的な力って何でしょう。私は「数学」こそ、どの時代でも変わらないただ1つの力だと思っています。
みなさんも、ぜひ当サイトの記事を参考にしてどの時代にあっても普遍的な力を身につけてくださいね。おすすめ参考書の続きは、こちらをご覧ください。