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【超初心者向け】IPアドレスとMACアドレスの違いとは?できるだけシンプルに説明します。

本記事は教養記事シリーズその43です。その他の教養記事はコチラの目次をご覧ください。

★この記事の流れ★

IPアドレスを一言で
MACアドレスを一言で
両者の違いを一言で

本記事は初学者の理解を優先しているため正確性に欠ける場合があります。致命的なミスはご指摘いただけますと助かります。

IPアドレス

IPアドレスは,ネットワーク機器の住所だと思ってください。詳しくは,「【超初心者向け】プロバイダとは?IPアドレスについても分かりやすく解説します!」をご覧ください。

 

MACアドレス

MACアドレスは,ネットワーク機器の名前だと思ってください。製造時に付けられる物理アドレスですので,IPアドレスとは異なり変更することができません。

 

IPアドレスとMACアドレスの違い

端末aから端末bへの通信

IPアドレスは「最終目的地」,MACアドレスは「経由地(最終目的地を含む)」を表現するために使われます。例えば,端末aから端末bへの通信を考えてみましょう。端末aは端末bのIPアドレスを参照して,ルータAの外に存在することを確認したとします。

すると,ルータAを超えて通信を行う必要があるため,端末aはまずルータAのMACアドレスを宛先MACアドレスに,端末bのIPアドレスを宛先IPアドレスに指定します。情報を受け取ったルータAは,端末bのルータBのMACアドレスを宛先MACアドレスに指定します。

情報を受け取ったルータBは,ARP(Address Resolution Protocol)を利用して,端末bのMACアドレスを取得します。こうして,情報は無事端末bの届けられることになります。このように,「最終目的地のIPアドレス」を保持しながら参照することで「経由地(もしくは最終目的地)のMACアドレスを割り出していく」ようにしてネットワーク通信が行われています。

ARPは同一ネットワークリンク内でのみ適用可能です。ルータを超えては利用できないため,ルータAが端末bのMACアドレスを取得することができないのです。

 

ひとこと

IPアドレスとMACアドレスは,なんとなく覚えていては区別がつかない概念だと思います。個別に理解するのではなく,出来るだけ類似概念と紐づけることで効率の良い学習を目指していきたいものです。

 

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zuka
京都大学で機械学習を学んでいます。
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