本記事は教養記事シリーズその12です。その他の教養記事はコチラの目次をご覧ください。
お寺と神社の違いって?
どうやってお参りすればいいの?
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お寺と神社の違い
お寺と神社の違いとして1番簡単な見分け方は,「お墓や仏像のある所がお寺で,鳥居があるのが神社というものです」。宗教的な考え方で言うと,「仏教の考えに基づくのがお寺で,神道の考えに基づくのが神社」ということになります。
日本人がお葬式を行うのは仏教に基づくお寺です。神社では死をけがれたものとみなすので,基本的に神社でお葬式を行うことはありません。また,「○○寺/△△院」はお寺であることが多く,「〇〇社/△△院」は神社であることが多いです。
お寺の参拝方法
まずはお寺の参拝方法をまとめておきます。神社の参拝方法とは大きく異なる点がありますので,注意してください。
1.山門(合掌/一礼)
2.手水舎(左手→右手→口→左手→柄杓の柄)
3.お線香/ろうそく
4.お賽銭
5.合掌/一礼
6.お線香
7.山門(合掌/一礼)
1.山門(合掌/一礼)
お寺の入り口である山門は,神社でいうところの鳥居のようなものです。仏様への敬意を示すために胸の前で手を合わせて一礼してから入ります。
2.手水舎
手水舎(てみずや)では柄杓を使って身を清めます。そのとき,5つの部分をお清めするということを頭に入れておきましょう。順番は,左手→右手→口→左手→柄杓の柄です。
3.お線香/ろうそく
本堂前にお線香やろうそくがある場合は焚きましょう。注意点としては,人のお線香やろうそくから火をもらわないようにしましょう。
4.お賽銭
本堂では,お賽銭を入れます。このとき,小銭を投げ入れるのではなくそっと入れるように注意しましょう。
5.合掌/一礼
胸の前で手を合わせて一礼をします。この際に,決して拍手をしてはいけません。上でも説明したように,大きな音を立てることは控えましょう。
6.お焼香
お焼香がある場合は,右手の親指/人差し指/中指の三本でお香をつかみ,左手を添えて額の前に挙げます。回数は一回で構いません。
7.山門(合掌/一礼)
山門を出る際には,入るときと同じように合唱と一礼をしてから出ます。
神社の参拝方法
次に神社の参拝方法をまとめておきます。お寺の参拝方法とは大きく異なる点がありますので,注意してください。
1.鳥居(一礼)
2.参道(端を通る)
3.手水舎(左手→右手→口→左手→柄杓の柄)
4.拝殿(一礼/鈴/お賽銭/二礼二拍手一礼)
5.鳥居(一礼)
1.鳥居
鳥居は神聖な場所への入り口であることを意味していますので,神様への敬意を示すために一礼してからくぐります。
2.参道(端を通る)
鳥居から神前に向かう道である参道はの中心は,神様が通る場所だとされているので端を通るのがお作法だとされています。
3.手水舎
手水舎での身の清め方はお寺の場合と同じです。順番は,左手→右手→口→左手→柄杓の柄で,口は右手で清めます。
4.拝殿
神様の前まで来たら,まずは一礼をします。神社では,お寺とは異なり音を出すことで神様へのお知らせや敬意を示します。ですので,まずは鈴を鳴らしましょう。その次に,お賽銭を入れて二礼二拍手一礼をします。
5.鳥居(一礼)
鳥居から出るときも入るとき同様に一礼してから出るようにします。
まとめ
お寺や神社に行かれる際には,ぜひご作法を守ったうえでお参りしていてください。万が一マナーを忘れてしまっても,尊敬の気持ちや感謝の意を忘れないようにしましょう。