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【超初心者向け】AMラジオとFMラジオの違いとは?それぞれの特徴を分かりやすく解説します!

本記事は教養記事シリーズその17です。その他の教養記事はコチラの目次をご覧ください。

★この記事の流れ★

 AMラジオとは?
 FMラジオとは?
 それぞれの特徴は?

本記事は初学者の理解を優先しているため正確性に欠ける場合があります。致命的なミスはご指摘いただけますと助かります。

 

ラジオのしくみ

ラジオのしくみ

ラジオは基幹局のマイクで録音され,電波に乗せて中継局や周辺のラジオに情報を伝えます。中継局は,各地のラジオに基幹局から受け取った電波を伝えます。

このとき,音をそのまま電波として遅れたら良いのですが,電波として情報を伝えるには音の周波数が低すぎるため,ラジオでは「輸送波」と呼ばれる周波数の高い波に乗せて音を伝えます。この輸送波によってラジオの種類が異なってくるのです。

音という信号を輸送波にのせることを「変調」と呼びます。

 

AM放送とは

AM放送は「Amplitude Modulation」の頭文字を取ったもので,日本語では振幅変調と呼ばれています。つまり,音の信号を振幅の異なる輸送波にのせて伝える方法のことを指します。FMラジオのしくみよりも単純であるため,ラジオとしては最初に実用化された方法になります。特徴としては,電波が世界中に伝えられるほど広い範囲に届く一方で,ノイズが加わりやすいということが挙げられます。また,送信所が海辺や河川敷に設置されている場合が多いです。

AM放送はニュースや交通情報に利用されます。
AM放送では「中波」と呼ばれる周波数の低い波を利用します。

 

FM放送とは

FM放送は「Frequency Modulation」の頭文字を取ったもので,日本語では周波数変調と呼ばれています。つまり,音の信号を周波数の異なる輸送波に乗せて伝える方法のことを指します。AMラジオと比べてしくみが複雑であり,電波が届く範囲も限られている一方で,対応している音域が広く音質も良いという特徴が挙げられます。また,送信所は山頂や鉄塔などの高い場所に設置される場合が多いです。

FM放送は音楽番組や情報番組で利用されます。
AM放送では「超短波」と呼ばれる周波数の高い波を利用します。周波数の高い波は直進しようとする性質があるため,FM放送は障害物に弱いという特徴もあります。FM放送はAM放送に比べて「回りこみにくい」と表現される場合もあります。

 

比較

AM放送FM放送
しくみ振幅変調周波数変調
回路〇(単純)×(複雑)
音域×(狭い)〇(広い)
音質×(悪い)〇(良い)
到達範囲〇(広い)×(狭い)
送信所平地高所

 

注目の報道

日本民間放送連盟(民放連)は27日、総務省の有識者会議でラジオのAM放送をFM放送に転換できるよう制度改正を求めた。ラジオは広告収入が低迷しており、運営コストがAMに比べて少ないFM放送への転換を促すことで、ラジオ局の経営を支援する狙いだ。

[日本経済新聞 2019/3/28]

AM放送をFM放送に転換するって…?
コストって?

以下では,なぜAM放送からFM放送に切り替える必要があるのかを今までの説明に基づいてお伝えしていきます。

 

FM放送に移行する理由

上でお伝えした報道では,ラジオのAM放送をFM放送に転換させる方針が打ち出されていました。理由としては,引用中にあるように運用コストの節約が挙げられます。AM47社のうち43社がFM放送も同時に流す「FM補完放送(ワイドFM)」が二重投資として実施されていることも,コスト節約となる根拠の1つです。他にも,AM放送の送信所が海辺や河川敷に多く,津波などの災害への対応が不十分だとされていることもFM放送へ乗り換える理由の1つとなっています。

 

参考文献

●朝日新聞(2019年3月28日)

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