この記事では,私がベトナム留学中に感じたことや考えたことをお伝えしていこうと思います。本記事は<Part7>になります。このシリーズは全部で<Part20>まであるので,以下の記事で目次をまとめています。ぜひ参考にしていただければと思います。
これらのシリーズは,以下のような人を対象とします。
ベトナムがどんな国なのかを知りたい人
ベトナム留学でどんな経験ができるのか見てみたい人
日本と比べてベトナムがどう違うのか知りたい人
苦労したことや楽しかったことを知りたい人
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[その17]ベトナム流「サッカー」
以前記事でサッカーの代表戦があるときは町はお祭りムードだとお伝えしました。
そのくらいベトナムでサッカーは大人気のスポーツです。私も大学の授業が終わった瞬間に
と誘われました。放課後にサッカーというと小学生時代を思い出しましたね…。しかし,大学にはサッカーコートはありません。友達のバイクの後ろに乗せてもらい数km離れた多目的施設まで向かいました。日本と同じように1時間ごとの料金制でコートを借りられるようになっています。コートを借りていざ試合開始です!
なんとそのとき試合相手がナチュラルに上裸になったのです。
どうやら「裸」VS「服」の対決ということのようです。日本では”ビブス”と呼ばれるゼッケンをつけますよね。
ベトナム流ビブスは裸ということのようです。さらに,夜といえどベトナムは暑いですので水分補給は欠かせません。その方法がまたユニークなんです。
こんな感じの缶がコートわきに置いてあります。この中には大量の氷と水が入っています。この缶の中に手を突っ込んでコップにすくって水分補給をします。コートわきに置いているので,中にはゴムチップが入っています。
そして,1時間ぶっ続けでプレーして試合終了です。終わった後はコートの外でベトナム流クールダウンをします。
炭酸水のなかにライムを絞り,小さじ一杯の塩を入れてゴクッと飲みます。
これ最高なんですよ…。
汗をびっしょりかいて火照った体に潤いを与えてくれます。どのチームも同じ”クールダウン”をするので,周りでは炭酸水のボトルを栓抜きで開ける音がポンポン響き渡ります。気が済むまで特製ドリンクを飲んだら解散です。ここら辺,日本人より意外とサッパリしています。日本であれば
となりますが,ベトナムでは即帰宅です。これは全員バイクを使っているということが影響しているのかもしれません。また,家族との時間を大切にするという理由もあると思います。
[その18]東南アジアと言えば!「Tigerビール」
東南アジアへ旅行に行くと必ず目にするのがコチラのTigerビールです。Tigerビールはシンガポールを発祥とする喉ごし抜群のビールです。東南アジアをはじめ,中国やニュージーランドなど太平洋沿岸の諸国で親しまれている銘柄です。ビールに氷を入れて飲むのがベトナムスタイルです。Tigerビール自体そこまでコクがある訳ではないので,激辛の料理を楽しみながらビールを水のようにゴクゴク飲めます。しかし,ベトナムのビール全体としてスッキリとしていて苦味が少ないのが特徴です。
そのような見方からすると,Tigerビールはその中でも日本のビールに近く,サッパリとした喉ごしの中にもほんのり苦味が残ります。ぜひ一度お試しあれ。
[その19]ダナンの天気予報のからくり
ダナンの旅行で勘違いしやすいのが天気予報です。
ダナンの天気を調べるとほとんどが「雨」と表示されます。しかし,実はこの天気予報にはからくりがあります。
ダナンの天気は「いつの日も雨?!」
そのカギはダナンの地形に隠されています。そうです。ダナンの西側と北側は山で囲まれているのです。そして,それらの山々まで「ダナン」の地域に含まれます。ダナンの天気予報の雨というのは山間部での予報だったのです。
ベトナムの気候
一般にベトナムの雨季は9月~2月とされています。
となりますよね。ベトナムは縦に長いので北側と南側では気候も異なります。南側の都市「ホーチミン」と北側の都市「ハノイ」は約1800㎞離れています。
これだけ離れていれば気候もだいぶ違ってきます。南側のホーチミンでは年中暑いのに対し,北側のハノイでは涼しいシーズンもあります。ベトナム全体として,1年間の季節は上の表のようなりますが,地域差もあるということです。
私が住んでいたのはベトナムのダナンでしたがダナンはベトナム中央部に位置しますので,涼しくもあり暑くもあります。ただしダナンでは基本的に日中は晴れることが多いです。夕方や夜にはスコールのような激しい雨が降ります。たしかに雨季では一日中雨が降る日もありますが,天気予報に惑わされずプランを立てていきたいところです。
[その20]ベトナムのコンセント
ベトナムで使用するコンセントはこんな形をしています。見たことありますか…?よく見てみてください。このコンセント。日本のコンセントも入ります。
そうとは限らないんですね…。たしかに,コンセントそのものは挿入できるかもしれません。しかし,ベトナムは日本と電圧がちがいます。日本の電圧はAC100Vです。
それに対してベトナムの電圧はAC220Vとなっています。コンセントの形は違えど,供給される電圧が異なるんですね。
ですので,日本の電圧でしか対応していない家電製品をベトナムで使うとショートする恐れがあります。しかし実際には,日本で売っている製品は海外電圧に対応しているものも多いです。入力電圧(INPUT)が「AC100V~240V」となっていれば海外電圧に対応しています。
パソコン機器や携帯電話であればほとんどの製品が海外電圧に対応しています。中には対応していない商品もあるので,しっかり確認してから試用するようにしてください。
パナソニックによると,私のパソコンのACコードが海外電圧未対応でしたのでAmazonで留学前に急いで購入しました。
注意点
ここまでお伝えしておいて裏切るようなのですが,日本の製品は電圧さえ海外対応であれば海外でも使用出来ます。パソコンの例でいえば,ACアダプタさえ海外電圧に対応していればACコードを買う必要はないのです。
●ACアダプタ=電圧に注意
●ACコード=電流に注意
なぜなら,日本の電圧は世界最低ですので日本の製品は(同じ消費電力で比べると)世界で一番大きな電流が流れやすいということです。ですから,日本の製品は大量の電気を流せる設計になっています。アダプタ部分の電圧さえ海外電圧に対応していれば,海外で使用する分には電流が小さくなるだけですので問題ありません。
しかし例えば,パナソニックでいうとPanasinic公式HPで
と発表しています。
ですので,公式に発表されているのにもかかわらず日本のコードを海外で使うときは自己責任になります。私は保険の意味もかねて海外対応のACコードを購入しました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
この記事ではベトナム流サッカーからベトナムの気候コンセントの使用方法をお伝えしました。海外旅行のときに一番困るのは電源の取り扱いではないでしょうか。電圧、消費電力、電流…,それぞれに注意しながら準備を進める必要があります。しかし,上でお伝えした通り基本的に電圧さえ対応していれば日本の製品は海外で使用できます。逆に,海外の製品を日本で使う場合は要注意です。
実際は,日本の製品を構わずバンバン使ている方も多いです。意外と使えてしまうものが多いですから
と調子に乗ってところ構わず使ってしまうケースもあります。しかし実際に,電源の違いを知らずにホテルのコンセントを壊してしまったりするという話もよく聞きます。壊してしまってからでは遅いです。
という安易な考えは捨てて保険の意味もかねて海外対応のケーブルを準備されることをお勧めします。