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【2019年夏】リクルートサマーインターン体験記<3日目編>

本記事は,インターンシップ体験記のリクルート <3日目編>になります。その他の記事は,「【まとめページ】インターン体験記目次」をご覧ください。

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また,企業によっては守秘義務等の関係から全てをお伝えすることはできませんが,出来るだけ参考にしていただけるように工夫して執筆していきます

3日目の流れ

3日目の流れは,以下の通りでした。

●第二審査
●ワーク

 

第二審査

事業部の方々に現時点でのビジネス案草稿を審査してもらえる機会をいただきました。第二審査では全体観を踏まえたFBをいただきました。いただいたFBの内容としては,マネタイズ方法の詰め方が甘いという点です。

私たちの班は,ペルソナを自分自身と設定してぶらさないことを決めていて,徹底的に自分たち自身の深掘りをしたため,課題設定やニーズの部分は納得していただけたようです。しかし,それが必ずしもビジネスにつながる課題やニーズとは限らないのです。

リクルートは「to B」の事業を多く手がけています。例えば,ホットペッパービューティーなどは美容院とユーザを仲介して,統一的に美容院を予約できるようなプラットフォーム上に美容院の情報を載せる代わりに掲載料をいただくという仕組みになっています。

これは企業(美容院)からお金を稼ぐ仕組みです。しかし,今回私たちが苦肉の策として提示した案はユーザから実際にお金を巻き上げるというマネタイズ方法です。この部分で,実現性や詳しいビジネスモデルに関してご指摘をいただきました。

 

ワーク

ニーズや課題を設定した後に,マネタイズ方法を考えるのも非常に難しいと感じました。「to B」を考えるのが筋ですが,やはり単純なイメージをしやすい「to C」を考えてしまいがちです。ユーザから実際にお金を取るのは非常に難しいそうです。例えば,スマホの有料アプリが300円でも少しためらってしまいますよね。一方で,ラーメン800円はためらわず払う人もいます。

私たちの班では,この現象を「切迫性」という言葉で説明しようとしました。衣食住に関わる私たちの欲求は非常に本能的なもので,そこにお金をかける行為にためらいはありません。一方で「なくても生活できるけど」というレベルのサービスでは,ユーザはお金を払わないのです。切迫性が高ければ高いほどユーザはお金を払う傾向にあります。

そこで,私たちは課題をより切迫したものにしようと考えました。自分たちが,本当に切迫性が高い状況で困った体験を考え抜きました。「何が欲しかった?」「なんで?」「本当に?」というキーワードを中心に,さらに深層的な部分の深掘りを進めました。

進捗としては微妙です。しかし,この試行錯誤が後に役に立つと信じるほかありません。メンターの方の気遣いから,その日はメンバー全員で飲みにいきました。普段から居酒屋で話しているような雰囲気で話していましたが,もっともっとフランクに率直な意見を言い合うことができました。メンターの方には本当に感謝です。

ABOUT ME
zuka
京都大学で機械学習を学んでいます。

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