インターン

【2019年夏】NRIサマーインターン体験記<1日目編>

本記事は,インターンシップ体験記のNRI<1日目編>になります。その他の記事は,「【まとめページ】インターン体験記目次」をご覧ください。

また,企業によっては守秘義務等の関係から全てをお伝えすることはできませんが,出来るだけ参考にしていただけるように工夫して執筆していきます

1日の流れ

インターン初日の流れは,以下の通りでした。

●班分け(既にグループに分けられていた)
●企業紹介(NRI側の自己紹介)
●グループ内自己紹介
●グループワーク
ーロールプレイ
ー中間FB
ー最終発表
ー講評
●配属部署発表
●懇親会

1日の大半を,グループワークをして過ごしました。途中でNRI社員からの成果物(ソリューションの提案)への中間FBがあり,最終発表をして一旦終了です。あとは細かい事務連絡でした。そこで,以下ではグループワークの詳細を説明していきます。

 

グループワーク

グループワークでは,実際にカチカチのフレームワークに従って,仮想の顧客(課題解決を依頼してきたある会社A)に対して問題解決のソリューションを提案することが最終目標です。そのためには,「現状把握」「問題洗い出し」「課題策定」「具体的な対策」「時系列の実施案」「Before & After(何が変わるのか)」を定めていく必要があるとします。

現状把握の部分では,各班で個人に役割(営業部門,顧客等)を持たせ,実際に業務フローを回すことで疑問点や問題点を把握していきます。この際,分からないことは,会社Aの社員さんになりきったNRIの方々にヒアリングという形で質問することができます。

このヒアリングを通して,問題点を洗い出していきます。その際,付箋を利用して「原因→結果」という因果関係に基づいて可視化していくことで,ボトルネックを把握します。これらが,解決すべき問題の背景になります。次に,問題の背景を元に課題を策定していきます。ちなみに,問題と課題は異なる概念だと説明されました。

問題は「起こっている困ったこと」,課題は「問題を解決するときに行う事象」との説明をいただきました。

 

課題が定まり次第,「具体的な対策」と「時系列の実施案」を定めていきます。具体的な対策というのは,たとえば,生産部門と営業部門の連携がうまくいっていないという「問題」に対して,発注面における両者の業務連携を円滑にするという「課題」を設定します。この課題を解決する対策として,たとえばタブレット端末を利用したクラウドサービスの利用が考えられます。同時に,それに必要なリソース等も列挙します。

時系列の実施案というのは,たとえば定めたリソース等から「6ヶ月後を目安に実施テスト」「1年後を目安に導入」等の内容が該当します。

この際,FBいただいた内容としては,実現可能性が低すぎて「この人たちに任せられない」と判断されてしまうかもしれないという点を指摘されました。実現可能性を上げるためには,もっときめ細やかなヒアリングを通してより具体的な施策案を提示するべきるべきだったと指摘されました。

 

最後に,これらのソリューションによって,会社Aにとっては「何が変わって」「どう嬉しいのか」をロジカルかつキャッチーに表現していきます。この点が,非常に重要だと力説されていました。自分たちの「凄さ」を誇示するのではなく,あくまでも顧客目線でプレゼンは行うべきらしいです。

 

ひとこと

ガチガチのフレームワークでしたが,学ぶところは大きかったです。自由度が大きいと,それだけ私たちの裁量が増えてしまい,本質的でないところに大量のコストを割いてしまいがちです。今回のように,より核心的な部分だけに注力して「ソリューション」を提案する練習ができたことは良い経験になったと思います。

ABOUT ME
zuka
京都大学で機械学習を学んでいます。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

※ Please enter your comments in Japanese to prevent spam.