本記事は,インターンシップ体験記のNRI<1日目編>になります。その他の記事は,「【まとめページ】インターン体験記目次」をご覧ください。
1日の流れ
インターン初日の流れは,以下の通りでした。
●班分け(既にグループに分けられていた)
●企業紹介(NRI側の自己紹介)
●グループ内自己紹介
●グループワーク
ーロールプレイ
ー中間FB
ー最終発表
ー講評
●配属部署発表
●懇親会
1日の大半を,グループワークをして過ごしました。途中でNRI社員からの成果物(ソリューションの提案)への中間FBがあり,最終発表をして一旦終了です。あとは細かい事務連絡でした。そこで,以下ではグループワークの詳細を説明していきます。
グループワーク
グループワークでは,実際にカチカチのフレームワークに従って,仮想の顧客(課題解決を依頼してきたある会社A)に対して問題解決のソリューションを提案することが最終目標です。そのためには,「現状把握」「問題洗い出し」「課題策定」「具体的な対策」「時系列の実施案」「Before & After(何が変わるのか)」を定めていく必要があるとします。
現状把握の部分では,各班で個人に役割(営業部門,顧客等)を持たせ,実際に業務フローを回すことで疑問点や問題点を把握していきます。この際,分からないことは,会社Aの社員さんになりきったNRIの方々にヒアリングという形で質問することができます。
このヒアリングを通して,問題点を洗い出していきます。その際,付箋を利用して「原因→結果」という因果関係に基づいて可視化していくことで,ボトルネックを把握します。これらが,解決すべき問題の背景になります。次に,問題の背景を元に課題を策定していきます。ちなみに,問題と課題は異なる概念だと説明されました。
課題が定まり次第,「具体的な対策」と「時系列の実施案」を定めていきます。具体的な対策というのは,たとえば,生産部門と営業部門の連携がうまくいっていないという「問題」に対して,発注面における両者の業務連携を円滑にするという「課題」を設定します。この課題を解決する対策として,たとえばタブレット端末を利用したクラウドサービスの利用が考えられます。同時に,それに必要なリソース等も列挙します。
時系列の実施案というのは,たとえば定めたリソース等から「6ヶ月後を目安に実施テスト」「1年後を目安に導入」等の内容が該当します。
最後に,これらのソリューションによって,会社Aにとっては「何が変わって」「どう嬉しいのか」をロジカルかつキャッチーに表現していきます。この点が,非常に重要だと力説されていました。自分たちの「凄さ」を誇示するのではなく,あくまでも顧客目線でプレゼンは行うべきらしいです。
ひとこと
ガチガチのフレームワークでしたが,学ぶところは大きかったです。自由度が大きいと,それだけ私たちの裁量が増えてしまい,本質的でないところに大量のコストを割いてしまいがちです。今回のように,より核心的な部分だけに注力して「ソリューション」を提案する練習ができたことは良い経験になったと思います。