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【第11回 繰り返し】元文系京大生による超初心者向けPython入門講座

本記事は,python入門講座シリーズの内容になります。その他の記事は,こちらの「Python入門講座/実践講座まとめ」をご覧ください。ターゲットは主にpythonを使ったことがない人向けで,簡潔で分かりやすい説明を心がけています。

内容に誤りがありましたら,ご指摘いただけますと非常に助かります。

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今回のお題

繰り返し処理を行えるようになろう!

 

写経

まずは,上の写真と同じ内容をセルに書き込んで,実行(Shift+Enter)してみてください。

 

ポイント

series = [0, 1, 2, 3, 4]
for figure in series:
  print(figure)

index = 0
while index<=4:
  print(series[index])
  index += 1

# ↑↑for, whileってナニ??

今回のポイントは,forとwhileを使った繰り返し構造です。

 

解説

プログラムを書く目的の1つに,面倒な作業をパソコンにお願いするという目的があります。面倒な作業の代表例といえば,繰り返し構造ですよね。Pythonでは,主にforとwhileを使って繰り返し構造を表します。

for 適当な変数 in 変数が定義される場所:
  処理の内容
while 条件文:
  処理の内容

 

for文ではある場所(モノ)の中で定まっている変数を利用して,ある処理を繰り返していきます。今回の例で言えば「for figure in series」なので,seriesの中にあるfigureという変数を徐々に変えながら処理を繰り返していくというパソコンへのお願いごとになります。figureは具体的にはseriesの中の要素なので0, 1, 2…というような値を取ります。

一方,while分は繰り返しを条件で指定できます。whileの後に続けて書いた条件が真(True)の場合にのみ下の処理を繰り返します。途中で処理を中断したい場合,処理をスキップしたい場合にはそれぞれ「break」「continue」が使われます。

series = [0, 1, 2, 3, 4]

for figure in series:
  if figure == 1:
    continue
  if figure == 3:
    break
  print(figure)

 

上の例では,figureが0から4まで変化していきますが,そのうち「figureが1の場合は処理を飛ばし」「figureが3の場合は繰り返しループから抜け出す」というお願いごとをしています。この場合の出力は,以下のようになります。

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zuka
京都大学で機械学習を学んでいます。

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