本記事は教養記事シリーズその42です。その他の教養記事はコチラの目次をご覧ください。
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BCD(Binary-coded decimal)
コンピュータは2進数を扱っているんだよね?
でも人間にとっては分かりにくいよね…。
BCDは,2進数と10進数のちょうど中間の性質を持つような数値の表現方法です。具体的には,「10進数を各桁に分離して,それらを2進数で表す」という方法です。10進数の各桁は最大でも9ですので,2進数では4桁分用意すればOKです。
【BCDの例】
●10進数で24
→0010 0100
●10進数で376
→0011 0111 0110
●10進数で999
→1001 1001 1001
このように,4ビット単位で10進数を表す表現を「パック形式BCD」と呼びます。しかし,コンピュータ内の文字コードは8ビット単位で表されていることや,計算時の繰り上がり値を格納する場所を確保する目的から,8ビット単位で10進数を表すことがあります。この表現を「アンパック形式BCD」と呼びます。
コンピュータ内部では,「ゾーン⇄パック⇄固定(浮動)小数点」を変換することで計算機構を構築しています。
ひとこと
応用情報などではアルファベット3文字の概念が多すぎますね…。本当は,全ての正式名称を理解しておくべきなのだと思いますが,やはりアルファベットの記号列として覚えてしまいます。後々パンクしないようにするためにも,今のうちから英語表記をしっかりと眺めておく必要がありそうです。