本記事は,python入門講座シリーズの内容になります。その他の記事は,こちらの「Python入門講座/実践講座まとめ」をご覧ください。ターゲットは主にpythonを使ったことがない人向けで,簡潔で分かりやすい説明を心がけています。
今回のお題
文字を出力できるようになろう!
写経
今回以降,全てGoogle Colaboratory上でPythonを動かすことを想定して説明しています。もちろん,可能な方はJupyter notebook等を利用されてもOKです。
まずは,上の写真と同じ内容をセルに書き込んで,実行(Shift+Enter)してみてください。実はこれ,前回と全く同じことをしています。
ポイント
print()
# ↑↑これってナニ??
今回のポイントは,print()です。コイツって,いったい何なのでしょうか。
解説
プログミングは,パソコンと会話をするための言語だという話を聞いたことはありますか。この「print()」というヤツは,パソコンにお願い事をするために使われる言葉の1つです。どのようなお願い事かというと,printという単語からも分かる通り「…を出力して下さい!」というものです。
しかし,1つ注意しなくてはいけないことがあります。この「print()」というお願い言葉の中身は,文字でなくてはいけないということです。
試しに,以下のコードを実行させてみてください。
print(We love python!!)
どうなりましたか。何か,エラーが出ていますよね。エラーは,いわばパソコンからのお叱りの言葉です。それでは,今回はなぜ怒られてしまったのでしょうか。エラーの内容を少し見てみましょう。
SyntaxError: invalid syntax
プログラミングでは,エラーの内容を正確に読み取ることが大切になります。今回の文章を読んでみると「言い方が間違えていますよ:正しくない言い方が使われています」となっています。つまり,先ほどのコードではコンピュータにお願いするためのルールが守られていないということになります。良くも悪くも,コンピュータは超正直者なので,少しでもルールが守られていないと文句を言うのです。
みなさんお気づきだとは思いますが,「””」がないとエラーになってしまうということなのです。ここで大切なのは,なぜ「””」がなければエラーになってしまうのかということです。そこで,次回扱う「データ型」という考えが登場してきます。